みずの小児科・みゆき皮ふ科クリニック

子どもの喘息2

ちょっと前に子どもの喘息について書きました。それでは治療はどうしたらよいのでしょう?

喘息の治療薬は大きく分けて、発作治療薬、長期管理薬の2種類に分けられます。

発作治療薬は出てしまった発作に対して行う対症療法です。

長期管理薬は発作を予防する治療でリモデリングを抑えるのに重要です。

喘息は気道の慢性的な炎症によって生じます。

そのため長期管理薬は抗炎症作用を有する薬剤が主となります。

最近ではとてもよい薬剤が発売されています。

中でも吸入ステロイド剤につてお話します。

ステロイドは強力な抗炎症作用を持っていますが副作用が心配です。

しかし吸入ステロイドは肺局所に作用し副作用は少ないといわれています。

ただ最近の報告では使い続けることによって最終身長が1㎝ほど低くなるという報告もあります。

喘息発作でQOLが低下することを容認するか、身長が1㎝低くなる可能性を容認するか。

自分なんかは身長が低いので1㎝か・・・と思ってしまいますが。

どんな薬も副作用のないものはなくそのメリットとデメリットとの兼ね合いを考える必要があります。

ただこれらの薬が出てから明らかに重度の喘息発作で入院する患者さんが減ったと感じています。

子どもの喘息をおとなの喘息にキャリーオーバーさせないためにもなくてはならない薬と感じています。