みずの小児科・みゆき皮ふ科クリニック

子どもの喘息1

普段は食べ物や遊ぶ話ばかりでしたので今日は少し真面目な話。

子どもの喘息はおとなの喘息と違って年齢とともに改善していくことがあります。

グローアウトといいます。

このような子たちは厳密な意味では喘息とは違うのかもしれませんが、

ただどの子が改善するか後まで引きずるかの区別はなかなかつきません。

年とともによくなる可能性があるのなら治療をしなくてもと思う人がいるかもしれません。

しかしそうではありません。

喘息とは気道の慢性的な炎症によって過敏性が増し気道収縮がおきて症状が出現します。

持続する炎症によって気道が傷ついたり治ったりを繰り返すことにより、

不可逆的に気道の過敏性が増してしまいます。

気道のリモデリングといいます。

喘息を長年ほっておいて気道のリモデリングが起きてしまうと治りづらくなります。

そのため子どもの場合、リモデリングが起きる前にしっかり治療を行う必要があるのです。

乳児では感染症に伴う喘鳴なのか、喘息による喘鳴なのかはっきりしないことが多いです。

そこでリモデリングを起こさないためにも3回以上喘息のような症状があれば

乳児喘息として治療を開始します。

ただ治療をしていて症状が落ち着いているか、

喘息でないと判断されれば速やかに治療を中止します。

リモデリングを起こさないため早期の治療が重要となります。

ほっておくと治るものも治らなくなる可能性があるのです。